皆さん、こんにちは、そしてこんばんは。CCOまどかです。
毎日、元気に走り回っていた私ですが、今年の2月に人生初の突発性難聴を発症。
その時のプロセス、気づきを通して学んだことなどを、well-beingの観点も交えながら連載で綴っています。
前回の続きからご一読いただければ幸いです。
ストレスの正体
診断後から、ずっとリフレインしている医師の言葉は、
「寝てますか?」
思えば、昨年の8月からこの半年くらい、身体を休めるための「休み」という休みをとっていませんでした。
私は既にプロコーチとして独立できていたのにも関わらず、一念発起して改めてスクールに通い、コーチングとカウンセリングの学びに熱中してしまっていたのです。
ありがたい事に、昨年春頃から企業でグラレコーチング®︎ のセッションを実施する機会が増えました。
今までは、私のことを既に知ってもらった上で、自ら「グラレコーチング®︎ を受けてみたい」という方にセッションを行ってきました。
しかし、企業研修の一環として実施するということは、当然ながら「受けてみたいと思ってもいない」方が大多数。ほとんどの方が「上司に言われたから…」という理由でセッションを受けることになります。
そんな背景も相まって
「もっとレベルを上げて、良いセッションができるようになりたい」
「もっと、もっと、みんなの役に立てるようになりたい…」
いつの間にか、必要以上に頑張らなくては…という想いが膨らんでいったのです。
休みの日と仕事終わり、空いている時間は全て、スクールに関わるイベントや学びの時間に費やしていました。
朝は朝で、たとえ夜が遅くとも、多少の睡眠不足は気にもせず、早起きして朝活に参加。
また、日中のちょっとした隙間時間には、ノイズキャンセリング付きイヤホンを装着して講義内容を復習していました。
耳への負担は、どこ吹く風(苦笑)トータルして毎日2〜3時間くらいは聞いていたのではないかと思います。
「行ける、いける。まだまだ、いける!! 大丈夫、大丈夫。」
学んで、吸収して、即実践。結果に直結していくことが心地良過ぎて、たまりませんでした!
今思い返すと、すべてが「快」の感情と結びついていきました。
楽しすぎたのです…
皮肉にも、ストレスの正体は、「好きなこと、やりたいことのやり過ぎ」。
嫌いなことじゃなくても度が過ぎるとストレスになりうる、ということに気づかされました。
身体は悲鳴をあげ続けていたのにも関わらず、「身体の声」をガン無視!
止められなかったのです。
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この話をうるちゃん(ビーノ代表取締役社長・漆間聡子)と振り返って話していた時、ポジティブ心理学の「情熱(パッション)の二元モデル」の話になりました。
(つづく)「『心と身体の声を聞く』って、とっても難しい…」05