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第3回『びのけん日誌』:『キーワードは「創職」! なぜB-nOでCCOを置くことになったのか? (完結編)』

皆さま、こんにちは。そしてこんばんは。国家資格キャリアコンサルタントで、グラレコーチ®︎ そして7月よりビーノのCCO(Chief Communication Officer )に就任したまどかです。

 

今回は『キーワードは「創職」! なぜB-nOでCCOを置くことになったのか? (完結編)』と題して、前回の続きを綴っていきたいと思います。

 

(よろしければ第2回『びのけん日誌』もお読み頂ければ幸いです。)

 

 

いつか、やってみたかったこと

実は、前職のテレビ業界を退職する直前に、とある企業にCCO(Chief Culture Officer)という役職があることを知り、転職活動を試みたことがありました。

 

 

 

しかしながら、何の経験もなかった私は呆気なく不採用。

当たり前のことですが、「想い」だけではどうにもならない現実を痛感させられました。

 

 

 

けれど、もし…組織に潤滑剤となるような人がいて、その人の活動やあり方が中心となって、社内外に良い空気感をつくっていくことができたのなら。

 

やがて、そのことがキッカケとなり、組織の文化や風土までをも醸成することへとつながっていくのなら…

 

 

 「いつか、やってみたい!!」

 

 

心の奥底でずっとそう思っていたことを思い出しました。

 

 

もちろんCCOという存在は、まだまだ一般的ではありません。

明確な活動内容も評価指標も体系化されておらず、課題も多いと聞いています。

 

 

 

けれども、正解のない時代にとって必要な存在になることは間違いない。

そして、これといった前例がないのであれば、試行錯誤しながら前例をつくっていけば良い。

 

 

 

私は、元々前例がないことにチャレンジするのは嫌いじゃありませんでした。

そもそもグラレコーチ®︎ という職業自体も「ない仕事」から自分で創り上げてきたようなもの。

 

 

 

「これなら、やってみる価値はありそう!!」

 

 

 

今は、湧き上がってくる「心の声」に素直に従ってみようと思いました。

 

 

「私がやらなくていいんだ。」

4月下旬。ビーノメンバーへプレゼンを実施しました。

 

 

およそ2年間、月1で飲みに行ったり綿密にコミュニケーションをとってきたものの、改めて「ビーノでやってみたいこと」をメンバーの前で発表するとなると、緊張が走りました。

 

 

 

(多分そんな私にすぐに気付いたのでしょう…メンバーは、逆にニヤニヤしている表情を見せないよう必死に隠していたのを覚えています 笑)

 

 

 

 

「私がやらなくていいんだ。」

 

 

 

 

プレゼン終了後、真っ先に感想を言ってくれたのは、うるちゃん(ビーノ代表取締役社長・漆間聡子)でした。

 

 

「?!」

 

 

「だって、これ、私がやらなくちゃいけないやつだと思ってたから。ホッとした〜。」

 

 

意外な言葉が出てきたことに驚きました。

 

 

(まさに「鳩が豆鉄砲を食ったような顔」を、していたのではないか思います)

 

 

 

 

けれども、今になってよくよく考えてみると彼女の発した言葉の重みが分かる様な気がします。

 

 

 

 

 

うるちゃんは経営者。

 

会社の中心人物であり、責任者として、メンバーへのマネジメントや、チームビルディングを、自分の力でやろうと思っていたのだと思います。

 

 

 

ところが、たまたまのタイミングで私が「CCOをやりたい」と言い出しました。

 

 

 

「メンバーへのチームビルディングとか、ビーノの精神的支柱を明確にするようなファシリテーションをやりたい。延いては、そのエッセンスを抽出して社内外へ発信していきたい!!」

 

 

意気盛んに、そう申し出たのです。

 

 

それは、ずっと、うるちゃん自身が「やらなきゃいけない」と思っていたこと。

 

 

けれども、経営者の1人として自分がそれをやるのは現実的に難しい。

 

ビーノの内情をある程度解っていて、引き受けてくれる人がいたのだとしたら、頼りにしたい…お願いしたい。

 

 

 

「私がやらなくていいんだ。」

 

 

 

あの台詞の裏には、そんな安堵の気持ちが込められていたのではないかと思いました。

 

 

1人ではなく…

それから暫く経った夏の始まり。

 

 

「ぜひ、お願いしたい」ということで、正式にビーノのCCOを引き受けることとなりました。

 

 

 

主な仕事は、

 

 

・これまでと変わらず月一のグループグラレコーチング®︎ を通してビーノメンバーの想いを引き出すこと。それを社内外へ発進すること。

 

 

・メンバーへの潤滑剤の役割として、ビーノのイベントなどをうるちゃんと共に企画・開催すること。

 

 

・メンバー個人の成長を応援するため、福利厚生の一環として個人のグラレコーチング®︎ を行うこと。

 

 

それら全てを通して、社内外のコミュニケーションを活性化していくこととなりました。

 

 

 

 

 

「ちなみにCCOの2番目のCは、Cultureじゃなくて、Communicationにしたからね。」

 

 

「Chief Communication Officer ですか?!」

 

 

 

 

「そう。だって、まどかはグラレコーチ®︎ なんだからコミュニケーションの専門家でしょ?! そこ、大事にしてほしいんだよね」

 

(嗚呼………)

 

 

「あとさ、Cultureは一人でつくるものじゃないよね。みんなで一緒につくっていこう?!」

 

 

 これが、B-nOでCCOを置くことになった理由です。

 

 

 

これぞ、まさにうるちゃんが言っていた「創職」。

 

そして、ビーノの語源「Brand-new One!!」だと強く感じました。

 

 

 

 

私のチャレンジは始まったばかり。

 

 

メンバーの想いに応えられるように。

そして、ビーノの関係者や、これから出会う皆さまの「幸せ」を願って…

 

 

これからもCCOとして自分の「強み」を生かしながら、まっすぐに進んでいきたいと思います。

 

 

1人ではなく、メンバーと一緒に…

 

 

(第4回『びのけん日誌』「『Brand-new One』という『あり方』」へつづく。)