皆さま、こんにちは。そしてこんばんは。国家資格キャリアコンサルタントで、グラレコーチ®︎ そして7月よりビーノのCCO(Chief Communication Officer )に就任したまどかです。
今回は『キーワードは「創職」! なぜB-nOでCCOを置くことになったのか? (中編)』と題して、前回の続きを綴っていきたいと思います。
(よろしければ第1回『びのけん日誌』もお読み頂ければ幸いです。)
プレッシャーを乗り越えて
私は2021年2月から、月1でグループグラレコーチング®︎ をすることで、ビーノメンバーのチームマネジメントに携わってきました。
スタートする前に、うるちゃん(ビーノ代表取締役社長・漆間聡子)からお願いされていたことは、「仕事において結果はとても大事だけど、結果と同じくらい大事なのはプロセスを信頼すること。そのことをメンバー全員で味わえるようになっていってほしい。」
そして、「まどか自身もビーノメンバーとして何ができるのか? やってみたいことを考えてごらん。」
前回の『びのけん日誌』にも書きましたが、これは毎月の会議や懇親会など事あるごとに言われてきた言葉。私にとっては良い意味でプレッシャーでもありました(笑)
当時のうるちゃんは期限も設けませんでしたし、急かしたり焦らすこともしませんでした。けれども…
(これからビーノに関わっていく以上、いつか自分で答えを出さないといけないな…)
うるちゃんから言われていた「何がしたい?」
1年以上いつも頭の中を緩やかに巡っていた問いに対する答え。
プレゼンの機会を与えられたことによって、間も無くゴールへとたどり着けそうな2022年の春でした。
やりたいこと・得意なこと・ニーズがあること
まずは、過去を振り返ってビーノの現状を整理することにしました。その過程で、見えた課題の一つが「発信」。
ビーノメンバーの仕事に対する想いはアツく、強く、志も高い。けれども、全員が奥ゆかしいのでしょうか…自分達がやっていることや想いを発信することが大の苦手でした。
ビジネスモデルを見つけるためのフレームワークの一つとして「やりたいこと」「得意なこと」「ニーズがあること」この3つが重なり合う部分を探し出す方法があります。
「発信」をテーマとして、このフレームワークに沿って考えてみると…
・メンバーが苦手なこと(ニーズがある)
・元テレビマンという経験を活かして私ができること(得意なこと)
・好きなことの一つではあるけど?(やりたいこと)
分析してみた結果、私にとって何かを「発信」する仕事は、この3つが重なるポイントに限りなく近いことが分かりました。
違和感
けれども、本当に発進の仕事が上述した3つ目の輪を満たす「やりたいこと」に値するのかどうか?
そして、2年近く試行錯誤し続けてきた問いの答え=「ビーノでやってみたいこと」なのか?
自分の中で、今ひとつ決め手に欠けていました。
理由はシンプル。前職のテレビ業界でやっていた仕事と変わらないから。
「私は組織と人の成長に関わる仕事がしたい」
そう想いを新たにし、2018年に12年務めたケーブルテレビの会社を退職。思い切ってキャリアチェンジをしました。
その後、コーチングやグラフィック・ファシリテーションの技術を学びながら活動をしていく過程で、うるちゃんと出会い、ビーノと関わりを持つことになっていったのです。
何より私にとって発信の仕事が、うるちゃんが考えている「創職」なのだろうか?! 何か今ひとつ意味合いが違うような、しっくりいかない違和感を感じていました。
突破口
そんなある日。たまたまビーノの事務所を訪れると、ビーノメンバーの1人エンディー(ビーノ取締役・遠藤靖)が仕事をしていました。
これはチャンス?! と思い、エンディーに現在のビーノが抱えている課題も含めて、今何をどう感じているのかを率直に聞いてみました。すると…
『今、ご存じのとおりチームメンバー(パートナー)が増えているよね。彼らに対して、特別なケアを考えているっていう訳ではないけれど、ビーノの将来を考えると「みんなが気持ちよく仕事をしてもらえる環境」があったら良いなと思う。っていっても、なかなか余裕ないけどさ(笑)』
その話を聞いている最中、直感的にビーノメンバーと私とチームメンバーとを繫ぐ「天体図」のようなものが、頭に浮かんできたのです。
「これだ!!」と感じました。