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「CCOまどかの移住でウェルビーイング」第1回「沢山の選択と行動の先に、幸せな偶然は舞い降りてくる」

「CCOまどかの移住でウェルビーイング」第1回「沢山の選択と行動の先に、幸せな偶然は舞い降りてくる」

皆さま、こんにちは。そしてこんばんは。CCOまどかです。

昨年2025年の8月にホームページをリニューアルしてから、『びのけん日誌』を20本綴っていくことができました。

これも、『びのけん日誌』を読んでくださっている皆様のおかげです。ありがとうございます!

けれども、「ウェルビーイング」と聞くと、

幸せ? 心と身体の健康? 愛? お金とのバランス? 豊かさ…

いくら説明しても、いまだにしっくりこない…

やっぱり「少し取っつきにくい言葉」に感じられている方も、いらっしゃるかもしれません。

でも、人と何気ない話をして笑いあったり、

大切な誰かと食卓を囲んだり、

自然の中で心が、やんわりとほどけたり。

私たちの幸せは、案外そんな「日々の暮らし」の中にあるのではないでしょうか。

今回から、『びのけん日誌』のサイドストーリーとして、「CCOまどかの『移住でウェルビーイング』」という新しい連載をスタートします。

実は、私。昨年11月29日(いいニクの日)に46年間住んでいた東京から移住して福島県民となり、東京と福島を行き来しながら「多拠点生活」を送っています。

そんな私自身の体験を通して、「身近なウェルビーイング」を見つめ、時には、移住や関係人口など、地域や日本社会が抱える課題にも目を向けていきます。

一人の移住者の小さな物語から、福島の魅力とともに、「自分にとってウェルビーイングに生きるとは?」を一緒に考えていく…

そんな連載にしたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

第1回の連載は、多拠点生活をスタートして初めての夏。

福島県須賀川市の伝統行事「きうり天王祭」で生まれた、ちょっとした「ウェルビーイングな物語」を、お届けします。

須賀川市と「きうり天王祭」へ

福島県須賀川市の「奇祭」きうり天王祭

福島県須賀川市に伝わる伝統行事「きうり天王祭」。

毎年7月14日に開催されるこのお祭りでは、きゅうりを2本お供えしてお参りし、その代わりに「お護符」として別のきゅうりを1本いただきます。

そのきゅうりを食べると、1年間「無病息災・家内安全」のご利益があると伝えられているそうです。

疫病が流行した際、きゅうりを供えて祈ったところ病が収まり、それ以来受け継がれてきたという歴史あるお祭り!!

「きゅうりがお守りになる」という発想が何ともユニークです(笑)

須賀川市とウルトラマン

「これはぜひ参加したい」

そう思い、仕事帰りに郡山駅から須賀川駅へ。

ちなみに、須賀川駅の東西自由連絡通路には「あかりのみち」という愛称がついています。

調べてみると、須賀川市にまつわる伝統行事「松明あかし」、花火大会、ウルトラマンのM78星などの『ひかり』に、人の温かさを加えた『あかり』というキーワードが、選定理由となったそうです。

ん? 

ウルトラマンのM78星?!

そうです。須賀川市は、『ウルトラマン』の生みの親である円谷英二監督の出身地!

街を歩けば、ウルトラヒーローをはじめとするモニュメントが、あちらこちらにありました。

ちなみに、須賀川市は「M78星雲 光の国」と姉妹都市提携を結んでいるそうです。

(すごい!!)

駅から、きうり天王祭の会場までは、結構な距離がありそう…

けれども、滅多にお目にかかれない、沢山のウルトラマンモニュメントのおかげで、楽しく足を運ぶことができました!

きゅうり珍道中🥒

まさかのハプニングその1 きゅうりは現地調達できると思い込んでいたら…

冒頭でご紹介した通り、きうり天王祭では2本のきゅうりが必要です。

郡山駅にあるスーパーで買ってから行こうと思ったのですが…

「きゅうりは、須賀川市にある観光物産館(flatto)で新鮮なものが買える」

というAI情報(笑)を鵜呑みにした私。

ウルトラマンのモニュメントをパシャパシャ撮影しながら、ご機嫌に歩き続けることおよそ30分。

訪れてみると…

あ…

なんと、よもやよもやの「定休日」!! 

(がっ、がーーーん)



気持ちを落ち着けながら、

(きゅうりって、お祭りに合わせて、現地で売ってたりしないのかしら?! )

と、「きうり天王祭」実行委員会に電話で問い合わせてみると…

「いや〜売ってないと思いますから、お近くのスーパーで購入した方がよいと思いますよ。

あ、今日は暑いので熱中症には気をつけてくださいね♬」



(はて。お近くのスーパーとは…)

調べてみると、福島県三大スーパーの一つ「リオン・ドール」須賀川東店が、現在地から徒歩20分のところにあると。。。

往復40分…

その日の気温は、夕方でも30度を超えていました。

(しかし、きゅうりのお供えは、お祭りのメインイベントだしなぁ〜)

よしっ買いに行くか!!

「お祭り会場には、あと15分ほどで到着」

という場所から、きゅうりを求めて炎天下を歩くことに決めました。

きゅうりへの道は、簡単じゃない(笑)

歩いている途中に、業務用スーパーがありました。

(お! ここで、あがりかも…)

入ってみると、ジャガイモ、サツマイモ、タマネギはあるものの、きゅうりは見当たりません。

あったのは、「青かっぱ」という名の業務用のお漬物(笑)

(これは、、お供えものとしては、とても認めてもらえないよね…)

あったーーー!! 歓喜のきゅうり

仕方なく、さらに10分ほど歩き続けると

ようやく…スーパー、リオン・ドールに到着!!


お店に入ってみると、地元須賀川産の野菜もずらり。

その中には…もちろん、ありました!

(きゅうりーーー)

無事にきゅうりを買うことができました。

きゅうりを携え、ようやく会場へ!!

時刻は18時。

小腹が減って、汗もだいぶ滴っていたため、途中コンビニで、バナナ、ナッツ、ゆで卵などを補給。

さらに歩くこと30分。

ようやく、お祭り会場へ!!


歩行者天国となった道路の両脇には、長い長い屋台が連なっていました。

それなりに人は多いけれど、中高生とファミリー層を中心としたアットホームな雰囲気…

なんだか、とっても和みます。

(むむむ、きゅうりをお供えする場所はどこ?!)

人の波をかき分けながら、さらにまっすぐ前進すると…

(おおお、あれだ!!)

遠くの方に大きな山車が見えてきました!!

そして、山車の前には、きゅうりをお供えするための長い行列ができていました。

あの日、偶然がつないでくれたもの

余った1本のきゅうり

徐々にお供え用のきゅうりと、お護符のきゅうりを交換する時が迫ってきました。

すると、すぐそばに並んでいた親子の会話がふと耳に入ってきました。


「お母さん、付き合いで来たんだから、(きゅうり)持ってないよー」。

見てみると、お母さんと小学生くらいの2人の娘さんが並んでいました。

娘さん2人は、1本ずつきゅうりをしっかりと握りしめていました…


(はっ!!! たしか、リオン・ドールで買ったきゅうりは3本入っていたはず)


「あの、これ良かったら…」

お母さんに1本差し出すと…

「え!! 良いんですか!?」

どうぞ〜と渡すと、嬉しそうにきゅうりを受け取りながら、お母さんが喋り始めました。


「実は、このイベント初めて参加するので、仕組みが分からなくて…」

(なんと! この親子も初めての参加なのか〜)

「私も初めて参加するんですが、どうやら2本きゅうりをお供えしてお参りすると、神様からの縁起物のきゅうりを1本授かることができるみたいです。」

と解説しました。

まさかのハプニングその2 〜心通いあう瞬間〜

その後、無事にきゅうりをお供えして、お護符のきゅうりをいただき、その場を去ろうとしました。

すると、ちょっと離れたところから


「ありがとうございましたぁ〜!!」


先ほどのお母さんが、私に向かって大きな声でお礼を言ってくださったのです。

嬉しくなって、一礼して手を振り、元来た道を帰ろうとしたその時…

なんと、そのお母さんがダッシュで駆け寄って来るではありませんか!!


「お返し!!!!!」


そう言って、神様から授かったきゅうりを私にパッと渡して、ササっと立ち去って行ったのです(笑)


「え、あ、ちょっと…」


一人暮らしなので1本で十分ですよ〜などと伝える間もなく、お母さんは娘さんたちの元へ駆け戻っていきました。

沢山の選択と行動の先に…

私たちは毎日、意識しているものから無意識のものまで、数えきれないほどの選択を繰り返しています。


もしも、郡山駅できゅうりを買っていたら。

途中で諦めて、スーパー、リオン・ドールまできゅうりを買いに行かなかったら。

お供えの直前で、お母さんに声をかけなかったら。


沢山の選択と行動の先に、幸せな偶然は舞い降りてくる。


そして、地域の文化や、人々の願いが今もこうやって大切に受け継がれているからこそ、

この、とても温かな時間を味わうことができたのかもしれません。


お祭りの日は毎年雨続きだったそう…

今年10年ぶりに晴れた空を見上げながら、心の奥がジンワリするのをゆっくりと感じました。

移住して気づいたこと、見えたもの

人と人との、ゆるやかで温かなつながり

2025年11月末に福島県に移住し、今年の1月から本格的に多拠点生活を送ることになって、およそ7ヶ月が過ぎようとしています。

2週間おきに東京と福島を行き来しているので、家族にも仲間にも、今までと変わらず定期的に会うことができる、ありがたい環境があります。


もちろん東京に住んでいた頃から、

「家族や仲間の存在が、当たり前」

と思っていたわけではないけれど、

長年変わらない環境に身を置いていると、

心のどこかで、「当たり前」

と思ってしまっていたところも、沢山あったのだと思います。


今、こうして知らない土地で一人暮らしを始めたからこそ、

「人と人とのゆるやかで温かなつながり」や、「大切な人たちの存在」が、

こんなにも心を豊かにしてくれるものだったのだと、

改めて気づかされるウェルビーイングな毎日です。

***

これからも福島県の伝統行事や、おいしいもの、おいしいお酒(笑)、そして、この土地で感じた小さな幸せや、出会った人たちとの「ウェルビーイングな物語」を、私自身の体験を通して、楽しくお届けしていきたいと思います。


※『びのけん日誌』は毎月、第2・第4水曜日に更新します。次回は9/9(水)更新予定です。お楽しみに!

終わりに…

ここまで、お読みいただきありがとうございました。
ぜひ、また訪れていただけたら幸いです。 

 
『びのけん日誌』では、これからも

「組織が幸せに働くためのウェルビーイング経営のヒント」

そして、私たち一人ひとりが

人と人との、ゆるやかで温かな

「『ウェルビーイングなつながり』を感じられるようなヒント」

を探究して、発信していきます。

 
今回のブログを読んで、

「ウェルビーイングは、どこか遠くにある特別なもの」ではなく、

自分の暮らしの中で、

人と人とのつながりの中で、

少しずつ育てていけるものなのかもしれない。


そんな風に感じていただけたら、嬉しいです。

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