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第19回 『びのけん日誌』「振り返りと感謝」(後編)

皆さん、こんにちは。そして、こんばんは。CCOまどかです。

 

今回は、「振り返りと感謝」と題し、ポジティブ心理学の観点も交えながら、気づいたこと感じたことなどを綴っていきます。

 

前回の続きからご一読いただければ幸いです。  

 

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【目次】

 

■ 感謝の研究と、その効果

 

■ 感謝上手は、ウェルビーイングそのもの?!

 

■ 「ありがとう」は、ものの見方を変えるプロセス

 

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感謝の研究と、その効果

ところで、皆さんは「感謝」について、どんな意味や効能があるのか、考えてみたことはありますか?

 

 

私自身もウェルビーイングに関わる仕事をするまで「『ありがとう』って言葉と同時に、相手に対する感謝の気持ちが自然に出てくるもの?」くらいにしか考えていませんでした(笑)

 

 

米国を代表するポジティブ心理学者の一人、ロバート A.エモンズ博士(以下エモンズ博士)の感謝に関する研究結果の一部は、以前うるちゃん(ビーノ代表取締役社長・漆間聡子)と一緒に実施していたオンライン講座「ウェルビーイング研究会」でも取り扱ったことがあります。

 

人から感謝されると良い気分になりますが、さまざまな研究で、実は感謝する側も幸せになるということがわかってきたそうです。

 

感謝される方も、する方もともに幸せになれるというのは素晴らしいことですよね!

 

 

感謝をする習慣がある人ほど、こんな特徴があるそうです。

 

 

・身体的な面で、免疫力や痛みに対する耐性が高い、血圧が低い

 

・精神的な面で、ポジティブ感情を抱きやすい、エネルギッシュで希望に満ちている

 

・社会的な面で、人と比べない、社交的で孤立しにくい

 

 

一般的に、感謝は人と人との関係を円滑にして、笑顔や幸福をもたらす力があると多くの人から認識されているものの、科学研究の分野ではハッキリとした定義もなく、解明されていないことが多いテーマだそう…

 

そんな中でも、上述したエモンズ博士の研究をはじめ「感謝」に関する研究自体は増えていっているようです。

 

今後も、どんな嬉しい結果が解明されていくのか、楽しみですね♬

 

感謝上手は、ウェルビーイングそのもの?!

ここで再び、ビーノメンバーの話へ戻ります。

 

 

月一で開催している「幸せ創造会議」、通称「びのけん」(ビーノ研究会=略して「びのけん」)。昨年末のテーマは、「振り返りと感謝」でした。

 

 

会議の最後で、昨年一年の振り返りを踏まえて、ビーノメンバー 一人ひとりへ感謝の手紙を綴りました。

 

 

手紙を書いて、メンバーへ渡した後、感想を聞いてみました。

 

 

「手紙だから書けるようなことがあるのかなあ…内容は忘れちゃうけど、気持ちは残るよね。」

 

 

「手紙にすることで、その人が実際に書いてくれた『字』そのもので、その人自身を感じられた。」

 

 

「書いてるうちに、気持ちが盛り上がってくる! 相手の顔や、相手にしてもらって良かったことも思い浮かんでくるから。」

 

 

手紙を受け取った方は勿論、書いた方も、感謝のスパイラルが止まらない様子! 

 

 

わたし自身も、

 

「迷惑をかけてすみません」よりも 「一緒にいてくれて、支えてくれてありがとう」

 

しっかりと振り返りができたことで、心の内側から湧いてくる「メンバーへの感謝の想い」を手紙に書くことができました。

 

 

感謝される方も、する方もともに幸せになれるとは、まさに、こういうこと!

 

 

年末最後の、びのけんは、「幸せを創造する会議だったなぁ…」心からそう感じられました。

 

クリスマスが近かったこともあって、各々が書いた手紙を手袋風オーナメントに入れて持ち帰りました(笑)

 

 

ちなみに、感謝の習慣を持っていることで、「人生の満足度が高く、身体は健康になり、つながりをつくるのも得意になる」と言われているそうです。

 

 

(ということは、感謝上手は、ウェルビーイングそのもの?!)

 

 

 

「もし、手紙を渡す相手と不仲だったら、書くのに時間がかかるよね〜。15分で4人分も書くことができたってことは、めっちゃウェルビーイングじゃん!!」

 

こんな感想を言ってくれたのは、うるちゃん。

 

 

実際、手紙を書く時間は会議内のわずか15分だったのです(笑)

 

 

以前「3 good things」で、「日々良いことに着目し、その要因に着目できる習慣を身につけることが大切」とお伝えしたことがあります。

 

 

「いざ! メンバーに対して感謝の気持ちを手紙にする。」

 

 

そんな時でも、メンバーに対して、こんな場面で、こんなところが…と、

 

日頃から良いところに着目できる習慣があるからこそ、短時間で手紙を書くことができるんだなぁと、感慨深く思ったのでありました。

 

「ありがとうは」自分の認識とものの見方を変えるプロセス

最後に、「ありがとう」の反対は、何だと思いますか?!

 

 

それは、「当たり前」

 

 

これを知った時、ものすごくハッとさせられました。

 

 

 

日々、不自由なく生活できることは、当たり前だと思うのか? それとも本当は、ありがたいことだ、思うのか?

 

 

人にしてもらったことは、「当たり前」と思うのか? それとも「ありがとう」と思うのか?

 

 

 

感謝の気持ちを表すこと、まさに「ありがとう」は、自分の認識と、ものの見方を変えるプロセスです。

 

 

 

私たちは何も意識しないで生きていると、ついつい悪い事、嫌な事に着目してしまいがち。

 

 

良い事に着目し、そこに対して感謝の気持ちをもつことが自然にできる時間が1秒でも増えたらなぁ〜…

 

 

今回は、そんな思いも込めてブログを書いてみました。

 

少しでも参考になれば幸いです。

 

そして、皆さんも感謝の気持ちあふれるウェルビーイングな毎日を送れますように…