皆さま、こんにちは、そしてこんばんは。CCOまどかです。
本年もB-nO Consultingと『びのけん日誌』をどうぞよろしくお願いします<(_ _)>
昨年、カナダのバンクーバーで開催された国際ポジティブ心理学会へ参加した、うるちゃん(ビーノ代表取締役社長・漆間聡子)。
今回は、彼女に起きた「特別な体験」について、第10回『びのけん日誌』に引き続きインタビューを交えながら綴ってみたいと思います。
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【目次】
◆マーティン・セリグマン博士との出会い
◆特別な体験
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マーティン・セリグマン博士との出会い
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ポジティブ心理学とは、私たち一人ひとりの人生や、私たちの属する組織や社会のあり方が、本来あるべき正しい方向に向かう状態に注目し、そのような状態を構成する諸要素について科学的に検証・実証を試みる心理学の一領域である、と定義されます
(引用:一般社団法人 日本ポジティブ心理学協会WEBサイトより)
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昨年、「国際ポジティブ心理学会」へ参加するために、開催地であるカナダのバンクーバーへ渡航したうるちゃん。
彼女にマーティン・セリグマン博士(以下セリグマン博士と略します)と直接触れ合う、特別な機会が訪れたのです。
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セリグマン博士と言えば、「ポジティブ心理学」の提唱者であり創始者、その分野では超有名人。
「博士と直接話がしたい!」
彼の周りには、そんな思いを抱いた参加者による長い長い行列ができていました。
(何を言ったら良いかな…。私、英語そんなに得意じゃないんだっけ…。でも、そんなことより何か話したい。)
博士の著書『The Hope Circuit』を胸に抱え、サインをしてもらおうと、ドキドキしながら列に並んでいたうるちゃん。
いよいよその瞬間が訪れました…
「『厳しい先生』っていう噂を聞いていたから緊張してたんだけど、実際にお話しすると、とっても優しい方で、すぐにリラックスできたんだよね(笑)」
セリグマン博士は、うるちゃんが手にしていた『The Hope Circuit』を見て、こう話したそうです。
「その本は僕のお気に入りだよ。今の時代にきっと必要だと思う」
そして、「日本語の翻訳にいつかなると良いね。」とも…
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『The Hope Circuit』には、人間の脳内で「希望のサーキット」として機能する神経回路について書かれています。
「楽観性」が心理的・身体的健康にどう影響するかについて探究されており、戦争や災害、持続可能な未来への挑戦といった現代の問題に対して、まさに希望を与えるものだと、うるちゃんは感じていました。
その内容は、今年の1月に出版されたセリングマン博士の著書『Tomorrowmind』という本にもつながる価値のある内容だそうです。
※ちなみに、4日間で約130ものセッションが実施された今年のポジティブ心理学会。うるちゃんが参加したのも、この「Tomorrowmind」のセッションでした。
(『Tomorrowmind』 Thriving at Work with Resilience, Creativity, and Connection―Now and in an Uncertain Future :
特別な体験
うるちゃんが驚いたのは、セリグマン博士がどんなに忙しくても、「彼と話したい」と願うすべての人に時間をしっかりと取り、じっくり対話をしている姿でした。
彼の周りには常に、長い長い列ができていましたが、その一人ひとりに真摯に向き合う姿勢に、深い尊敬の気持ちが湧いてきたそうです。
「この出会いは、私にとって忘れられない『特別な体験』。ポジティブ心理学の世界でのさらなる探求に、ますます力を入れていきたいな…」
セリングマン博士との大切な思い出を、ちょっとだけはにかみながら、嬉しそうに話してくれたうるちゃんなのでした。