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第10回『びのけん日誌』:「ウェルビーイング経営のエッセンス」(その1)

皆さま、こんにちは。そしてこんばんは。ご無沙汰していますCCOまどかです!

 

おかげさまで『びのけん日誌』も連載10回目を迎えました!! 読者の皆様には改めて感謝申し上げます<(_ _)>

 

同時に連載20回目を目指して日々精進&楽しみながら続けていくので、これからもどうぞよろしくお願いします。

 

今回は連載10回記念!!「ウェルビーイング経営のエッセンス」(その1と題し、ポジティブ心理学会について、うるちゃん(ビーノ代表取締役社長・漆間聡子)のインタビューを交えながら綴っていきたいと思います。

 

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【目次】

 

◆今年の夏! 国際ポジティブ心理学会へ参加しました

 

◆ポジティブ心理学会とは?!

 

◆ポジティブ心理学から得てきたもの

 

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今年の夏! 国際ポジティブ心理学会へ参加しました

今年の夏! うるちゃんは、国際ポジティブ心理学会へ参加するために、開催地であるカナダのバンクーバーへ渡航していました。

 

バンクーバーは、カナダのブリティッシュコロンビア州に位置する都会的な雰囲気と豊かな自然環境を併せ持った、魅力あふれる海港都市。

 

また、多文化都市で住みやすい街としても上位にランキングされているそうで、とっても良い雰囲気「非日常がどこにでもある場所」な~んて言われているそうです。(カッコイイネ♫)

 

 

ポジティブ心理学会とは?!

ここで、国際ポジティブ心理学会について改めてご説明します!

 

 

国際ポジティブ心理学会は、2007年に設立された学会です。ちなみに「ポジティブ心理学」自体は1998年にマーティン・セリングマンにより提唱されたもの。

 

学会は以下の3つのミッションを掲げて活動しています。

 

 

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①ポジティブ心理学の科学的研究と実践の拡大を支援し、エビデンスに基づいた応用を広げる。

 

②世界中のポジティブ心理学の研究者、教育者、学生、実務家が協力し、異なる学問分野間の交流を促進する。

 

③ポジティブ心理学に関する知識、情報、成果、介入手法を、世界中の様々な聴衆に共有する。

 

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2つ目のミッションについて、ちょっとだけ補足します。

 

 

ここでいう「実務家」というのは、コーチ、カウンセラーなどの対人支援業の人、また、組織支援者(組織開発・人材開発)、コンサルタントなどを含みます。

 

「学会」というと一般的には「大学教授、研究者、博士のもの」というイメージがありますが、教師や学生なども参加することができます。

 

また、心理学に限らず、社会学、医学、生理学などの発表もあり、学問分野を超えた実に多様性のある学会!! 

 

うるちゃん曰く「面白くて、とても居心地のいい学会」なのだそう

 

 

学会の会員数は70カ国以上、約2,000名と、意外と少なくてビックリ!?

 

2009年、フィラデルフィアでの開催を皮切りに隔年で行われています。

 

 

2011:フィラデルフィア

2017:モントリオール

2019:メルボルン

2021:コロナ禍でオンライン

2023:バンクーバ

 

 

2017年のモントリオール大会を機に、「次回は絶対行くぞ!!」と意気込んだうるちゃん。初参加は2019年、オーストラリアのメルボルン。

 

「無理くり参加して、お上りさん状態だったのが懐かし~い」と言っています(笑)

 

 

さて! 話は再び2023年開催のバンクーバー大会へ!

 

 

2020年からのコロナ禍の影響を経て、世界は人と人との繋がりの大切さを学びました。

 

 

ということで、今回のテーマは「繋がり」。

 

参加者は、50カ国およそ1,600人。セッションの数は、4日間で約130!! 

 

 

「スピリチュアリティと意味」

 

「ポジティブ心理学コーチングとコーチング心理学の統合」

 

「神経生物学、応用、およびグローバルな意義」

 

 

などなど、幅広い種類のセッションが行われました。

 

 

ポジティブ心理学から得てきたもの

「ポジティブ心理学そのものを、組織開発や会社の経営にどう活かせるのか?」

 

 

"人や組織をより良くするために何をしたら良いか" を研究をしている先生たちがいたことから、元々ポジティブ心理学に興味があり学んでみたかったという、うるちゃん。

 

 

なぜ「ポジティブ心理学」を学び続けているのか? 改めて聞いてみました。

 

 

 

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「B-nO Consulting(ビーノ)では、ウェルビーイング経営を推していて、これは『より幸せに』を戦略的に企業に取り入れていくことをやっていきましょう! という新しい経営のスタイルなんだよね。

 

ウェルビーイング経営のエッセンスは、ポジティブ心理学から得てきたもの。

 

ポジティブ心理学で学んでいることを取り入れながらやっているので、そのための情報収集でもあり、実務家であり続けるためにも学会で学んでいるって感じかな。あとは自己成長!!」

 

 

なるほど・・・

 

国際ポジティブ心理学会で学問的に積み上げられてきたものの発表や実証されているものなどを、実際に見聞きしながら経営に応用していくというスタイルで、これまで進んできたうるちゃん。

 

「ウェルビーイング研究会」や、「幸せ創造会議」など、この3年間まがりなりにも数々の研修やワークショップなどの「場づくり」を一緒に行ってきた私としても、うるちゃんが学会で得た知見やエビデンスなどの「エッセンス」を伝えることによって、お客様の学びや気づき、引いては満足度にまでつながってきた現場を何度も目の当たりにしてきたことを、感慨深く思い出したのでした。

 

 

(つづく)