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第8回『びのけん日誌』:「自分の『強み』育ててますか?」(その1)

皆さま、こんにちは。そしてこんばんは。CCOまどかです。

 

今回は「自分の『強み』育ててますか?」(その1)と題して、「強み」を知って、理解し、使って、育てていくことについて、綴ってみたいと思います。

 

「性格の強み」を知っていますか?!

突然ですが皆さんは、ご自身の「性格の強み」について考えたことはありますか? また、その測定方法があることを、ご存知でしょうか?!

 

 

私は全く知りませんでした。

 

 

「強み」のイメージといえば、どちらかと言うと「性格」よりも、「スキル」や経験から育まれた「能力」。

 

 

自分の「強み」について考えるのは就職活動・転職活動といった転機が訪れた時に、何となく考える程度。

 

 

もしくは「ひょっとして、まどかさんって、こういうところが強みなんじゃないの?」と会社の上司や同僚、もしくは友人など「他者」から言われてみたり…逆にそんなふうに言われてもピンと来なかったり(笑)

 

 

ましてや「性格の強み」については、あまり深く考えたことがありませんでした。

 

VIA調査票

この「性格の強み」について知って考えるようになったのは、うるちゃん(ビーノ代表取締役社長・漆間聡子)と関わるようになってから。

 

およそ3年前、2020年の夏頃のことでした。

 

 

 「この診断やってみてよ。性格や価値観の強みがわかるから…」

 

 

 そう紹介されたのが、通称VIA調査票(正式名称「Values in Action Inventory of Strength。以下VIAと略します)という「性格の強み」を診断する無料のアンケート調査でした。

 

 

この調査票は、ポジティブ心理学の第一人者であるクリストファー・ピーターソン博士とマーティン・セリグマン博士が中心になり、ストレングスファインダーのギャロップ社とも協力して開発されたものだそうです。

 

 

参照:一般社団法人ウェルビーイング心理教育アカデミー公式サイト

 

 

設問は全部で120問あり、回答時間はおよそ20分程度。診断結果もすぐに知ることができます。

 

 

実際に診断を行ってみると24の基本的な「性格の強み」についての診断結果が、得点の高い順に出てきます。

 

ちなみに24位中の上位にあるものが「強み」で、下位にあるものが「弱み」、と言うことではありません。

 

 

・上位:その人本人を表している“特徴的な強み“

 

 

・中位:ある状況に応じて出てくる“状況的な強み“

 

 

 

・下位:あまり使わない強み(でも強み)

 

 

24の「性格の強み」全てが1人の人間の中に存在していて、上位にある「強み」は、本人が使っているのも分からないくらい自然と溢れる出るような感覚のものと言われています。

 

診断ツールに対する懐疑心

ちなみに2020年にVIAを初めて実施した際の、私の「性格の強み」上位トップ5は以下のようになりました。

 

 

・スピリチュアリティ

・感謝

・愛情

・好奇心

・審美眼

 

 

「え?! 性格の強みの1位がスピリチュアリティ?!」

 

 

初めて診断結果を見た時、感謝・愛情・好奇心…は理解できるけれど、「スピリチュアリティ」と言われても正直ピンときませんでした。

 

いやむしろ、「意味わからん…」とさえ思ってしまいました(笑)

 

 

というのも、私は既にその頃グラレコーチ®︎ として活動していたため、「これがあなたの強みです」と言う前提で話をすることに対して強い抵抗感がありました。

 

 

なぜならば、コーチとして活動することを決めた時から、診断ツールに頼らないコーチングをしようと心に決めていたからです。

 

 

たとえVIAが「世界190カ国、500万人以上の人々に使用されており、科学的に信頼出来る心理テストとして信頼性や妥当性も検証されている!!」と謳われていても、当時の私は「こんなのレッテル貼りになりかねないでしょ。私には必要ないし。」と懐疑的に捉え、VIAを突っぱねていました(笑)

 

 

 

せっかくうるちゃんから診断を勧めてもらったのにも関わらず、ほとんど興味も示さずに、時間だけが過ぎていきました。

 

 それから、私の中でVIAに関するイメージが一変したのは半年後。2021年2月のことでした。

 

(第9回『びのけん日誌』へつづく)

 

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