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第5回『びのけん日誌』:ビーノのはじまりと現在地

皆さまご無沙汰しております<(_ _)>

国家資格キャリアコンサルタントで、グラレコーチ®︎ ビーノのCCOまどかです。

 

今回久しぶりの更新となる『びのけん日誌』は、うるちゃん(ビーノ代表取締役社長・漆間聡子)が、ビーノを立ち上げるキッカケとなったエピソードについて書いてみます。

 

組織と個人。双方へのアプローチが必要な理由

前職は、IT業界でSEをしていたうるちゃん。

 

過酷な労働環境だったことも相まって、同僚がうつ病になったり、休職するといった“悲しい別れ“ を何度も経験してきたそうです。

 

心優しく頼りがいのある彼女は、同僚の悩みを聴く機会も多かったそうで、「この際だからしっかりと相談に乗れるように」と、国家資格キャリアコンサルタント(以下キャリコンと略します)の資格を取得。企業で働きながら相談ブースをもち、キャリコンとしても活動するようになりました。

 

しかしながら、状況は変わりませんでした。

 

キャリコンとして多くのクライアントと関わっていく中で見えたものは、「個人を支援するだけでなく、個人が帰る場所である『組織』 も変わらないと、根本的には何も変わらない」という厳しい現実。

 

そこから一念発起した彼女は大学院でMBA、中小企業診断士の資格を取得。

 

現在は組織開発コンサルタントとして、ウェルビーイング経営を実現することで社会を豊かにしていくことを目指して(株)B-nO Consultingを設立しました。

 

ビーノの「今」

昨年9月20日で3周年を迎え、現在4期目がスタートしているビーノの構成メンバーは、中小企業診断士とキャリコン、コーチなど。前職はIT、マスコミ・広告、金融業界とメンバーの経験も様々です。

 

主な事業内容は、経営にウェルビーイングを融合させたコンサルティング事業、組織開発のほか、企業や個人向けに研修・セミナー事業などを行なっています。

 

とはいえ、全てが順調にいっているわけではありません。

 

改めて、うるちゃんに現在の状況について聞いてみることにしました。

 

「ぶっちゃけ苦戦しているよ(苦笑)」

 

出だしから意外な答えが返ってきました!

 

「心の奥では『従業員に気持ちよく働いてほしい。』そう思っていても何をしたら良いかわからない。だから、モヤモヤしたり、悩んでいる経営者は本当に多い。だって目の前の課題は山のようにあるんだから。それに、組織を変えていくのは本当に時間がかかることだしね。

 

うるちゃんが考える「自由」

"組織と個人の双方にアプローチが必要"

 

その想いで、キャリコン、組織開発コンサルタントとステップアップしていったうるちゃんの悩みは未だ尽きない様子。けれど、こんなことも話してくれました。

 

 

 

「確かに以前よりも大変なことは増えたよ。けどね、『自由』っていうのかな。可能性が大きく広がったと思うんだ。」

 

「自由?!」

 

「キャリコン、中小企業診断士という『枠組み』の中でやる仕事だけじゃなくて、『ビジネスとしての発想を有機的に変化させていくことができる自由さ』なのかな。枠を外していく解放感があるし、前よりも視野が広がったよね。

 

 

以前『びのけん日誌』にも書きましたが「枠組みを外す」という言葉は、日頃ビーノメンバーからよく出てくるキーワードの一つ。

 

うるちゃんがここ数年の変化を語る上でもこのキーワードが出てきたことは、まさにビーノのあり方であるBrand-new One」!! 真新しいことに挑戦し続ける姿勢そのものを体現しているようにも感じられました。

 

「まぁ…何よりも、仲間がいること。これが一番ありがたいことかな(笑)」

 

孤独な想いを抱えながら過ごしていた会社員時代。

 

あの頃と比べると、今は其々の「想い」で繋がった仲間がいつも側にいてくれる。

 

照れ笑いしながら最後にそう話してくれたうるちゃんは、以前よりもずっとホンワリとした優しい表情を見せてくれたのでした。

 

(第6回『びのけん日誌』へつづく)

 

よろしければ『びのけん日誌』バックナンバーもお読み頂ければ幸いです。