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“性格の強み”がひらく、ウェルビーイングな組織の未来

“性格の強み”がひらく、ウェルビーイングな組織の未来

皆さま、こんにちは。そしてこんばんは。CCOまどかです。

今回「“性格の強み”がひらく、ウェルビーイングな組織の未来」と題して、ポジティブ心理学の中核的存在、クリストファー・ピーターソン博士とマーティン・セリグマン博士が中心となって開発した診断ツール「VIA」から測定できる“性格の強み” について、ご紹介していきます。

(この記事は、WEBページお引越し前に綴っていた過去の記事をベースに、今の視点で再編集しています。大切にしてきた想いは、当時のまま。ご一読頂ければ幸いです)

“性格の強み”がひらく、ウェルビーイングな組織の未来

「性格の強み」という視点

みなさんは、自分の“性格としての強み”を意識したことはありますか?


しかも、それを測定する方法まで存在している…そんな話、聞いたことあったでしょうか?


私は最初、まったく知りませんでした。


“強み”と言われると、どうしても仕事をしていく上で育まれた経験やスキル、身につけてきた能力 のほうをイメージしがちで、自分の性格そのものに「強み」があるなんて、考えたこともありませんでした。


これまで自分の強みを考えるタイミングといえば、
就職や転職活動など、人生の節目に差しかかったときに“とりあえず書くもの”として向き合うくらい。


あるいは、上司や同僚、友人から


「まどかさんって、こういうところが強みだよね」


と何気なく言われて初めて “あ、そうなの?” と気づく…そんな程度でした。


(しかも、言われてもピンと来ないこともしばしば(笑))


まして、「性格の強み」という視点で自分を見るなんて、これまで一度もありませんでした。

VIA調査票とは?!

私が「性格の強み」という概念をちゃんと意識しはじめたのは、うるちゃん(ビーノ代表取締役社長・漆間聡子)と関わるようになった、およそ6年前、2020年の夏でした。


「この診断、ちょっとやってみて? 性格や価値観の強みが見えるから」


そう言われて紹介されたのが、通称 VIA調査票(正式名称:Values in Action Inventory of Strengths)。


“性格の強み” を無料で測定できるアンケート形式の診断ツールです。


(写真は、私の診断のTOP5の結果です)


VIAは、ポジティブ心理学を牽引してきたクリストファー・ピーターソン博士とマーティン・セリグマン博士が中心となって開発したもの。


さらに、ストレングスファインダーで知られるギャロップ社とも協力して作られたと言われています。


設問数は120問。


20分ほどで答えられて、結果はすぐに手元に届きます。

上位=強み。下位=弱み。ではなく…

診断してみると、全部で24種類ある「性格の強み」が、得点の高い順に並んだレポートとして表示されます。




(写真は、私の診断の6位以下の結果です)


ここで大切なのは、上位=強み/下位=弱み ではないということ。


・上位:その人本人を表している“特徴的な強み“
 

・中位:ある状況に応じて出てくる“状況的な強み“
 

・下位:“あまり使わない強み“(でも強み)



つまり24の強みは、そもそもすべて誰の中にも存在しているのです。


自分では意識していなくても、上位にある強みは自然にあふれ出てくるもの


そんな説明を知った時、私は初めて「性格にも強みがあるんだなぁ〜」ということを認識し始めました。

正直、診断ツール…疑ってました(苦笑)

2020年、初めてVIAを受けたときに表示された私のトップ5は、以下の5つでした。


スピリチュアリティ



感謝



愛情



好奇心



審美眼




「……え? スピリチュアリティが1位?」


結果を見た瞬間、感謝・愛情・好奇心あたりは “まぁわかる” と思ったのですが、


スピリチュアリティ については完全に理解が追いつかず。


むしろ「ええぇ〜どういうこと?」と戸惑ってしまったのをよく覚えています(笑)


当時すでにコーチとして活動していた私は、


「あなたの強みはこれです!」と決めつけられるような関わり方に強い抵抗がありました。


というのも、コーチとして歩み始めたときから “ツールに頼らないコーチング” を大事にしたい
と心に決めていたからです。


いくらVIAが「世界190カ国・500万人以上が受験し、信頼性・妥当性も科学的に検証されている」
と紹介されていようと、当時の私は素直に受け入れられませんでした。


「こういうの、レッテル貼りになりそうだし…私には必要ないかな」


そんなふうに距離を置き、うるちゃんから紹介してもらったにも関わらず本気で向き合うことなく、気づけば時間だけが過ぎていました。

著書「強みの育て方」との出会い

VIAに対する私の印象がガラッと変わったのは、それからおよそ半年後。


2021年のはじめ、ある本と出会ったことがきっかけでした。


その本のタイトルは、


『強みの育て方 「24の性格」診断であなたの人生を取り戻す』(著:ライアン・ニーミック博士、ロバート・マクグラス博士/監修:松村亜里/WAVE出版)


VIAで示される“性格の強み”とは何なのか、その意味や背景だけでなく、

「強みをどう使い、どう育てていくのか」 にまで踏み込んで解説している一冊です。


ページを開いた瞬間、私は思いました。


(性格の強みを“使う”って?  “育てる”ってどういう意味?)


頭の中は疑問符だらけ。


それでも、ちょうどこの頃から、VIAを紹介してくれたうるちゃんと本格的に仕事をするようになり、


「ポジティブ心理学の核になっている考え方なら、ちゃんと向き合ってみよう」

そう思い立って、そのまま本を手に取り読み進めていくことにしました。

「知るだけで」9.5倍、「使えば」19倍も幸福度がアップ!!

本の中では、こんな研究結果が紹介されています。


・「性格の強み」は、「知るだけで」9.5倍、「使えば」19倍も幸福度が高まる。
 

・思考や行動を通して、「性格の強み」を表現すると幸福感が高まり、人と人との絆が深まり、生産性が高まる傾向があると言う研究結果が、実際に出ている。
 

・生産性のほかにも目標達成力、自己肯定感、成績や業績、社会への貢献度、健康・回復、人間関係によい影響をもたらし、不安やうつを減らすことも可能。
 

そして、帯にはこんな力強い言葉がありました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

強みとは、

【自然と流れるように出てくる】もの。

【使うと活力が湧いてくる】もの。

さあ、最高の自分を引き出しましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この言葉を読んだ瞬間、


(あ、これは単なる診断じゃない)


と、私の中でスイッチが切り替わりました。

関係性を良くするための新しい挑戦

「よし、この機会にちゃんと学ぼう」


早速、自分の「性格の強み」TOP1 “スピリチュアリティ“について調べてみようと本書を手に取りました。


・性格の強みとしてのスピリチュアリティには「人生には人間の理解を超えた次元がある」という信念が含まれています。


・スピリチュアリティとは、宇宙における自分の位置づけや目的、そして生きる意味について、首尾一貫した信念を持つことです。


このような信念を持つことで、自分を取り巻く世界との関係や、人間としての自分や、人間関係を形成していきます。


(『強みの育て方 「24の性格」診断であなたの人生を取り戻す』P315〜6から一部抜粋)


う〜ん…やはり、一読しただけでは理解しがたし…


「“性格の強み” をどう理解し、どう使えばいいのか」その感覚が自分の中で腑に落ちるまでには、しばらく時間がかかりました。


そんな時期、私は仕事上でもビーノメンバーとより深く関わるようになっていきました。


するとチームの中では、自然とこんな会話が飛び交うように…


「○○の強みがある人と仕事すると、ほんと助かるよね」


「いまの発言、○○の強みがめっちゃ出てるよ〜!」


「(冗談を交えながらも)まあ、俺の強み、●●だからさ (笑)」


(あれ…これが“強みを使っている”ってことなのかな?)


そんなふうに考えながらも


(まずは関係性を良くするための新しい挑戦!!)


そう自分に言い聞かせ、時間をかけてでも向き合っていこうと心に決め、「性格の強み」への理解を深めていくことにました。

初めて強みを“使った”と実感できた、何気ない瞬間

…そしてついに、「その瞬間」が訪れたのです!


ある日、チームで進めていた仕事の中で、ちょっとした行き違いから、場の空気が一気に重たくなったことがありました。


その瞬間、ほとんど反射的に私の口から出た言葉がありました。


「起こるべきことが、起こるべくして起こっているんだから、きっと大丈夫だよ」


それは、特別な言葉を選んだわけでもなく、昔から私の中に自然とあった “ものごとの捉え方” が口をついて出ただけ。


すると少し時間を置いて、うるちゃんがこう言ったのです。


「はぁ…スピリチュアリティの強み、ほんと救われるわ。ありがとう」


その一言を聞いたとき、胸の奥がじんわぁ〜と温かくなりました。

自分では “当たり前”と思っていたことが、実は「性格の強み」だった

「起こるべきことが、起こるべくして起こっているんだから、きっと大丈夫だよ」


つまり、一言でいうと「なるようになる」。


私自身、昔からトラブルが起きた時も


「起きたことはもう変わらない」


「なら、そこから学んで次に進めばいい」


と瞬時に切り替えるクセがありました。


決して、「ただの楽天家」というわけではなく、


それなりに、数えきれないほどぶつかって、転んで、悔しさを味わって、その度に


 “それでも、前に進むしかない”


そう自分を鼓舞して生きてきた結果、いつの間にか身についた感覚だったんだと思います。


(今振り返ると、ガムシャラに真正面からぶつかってきた過去が
自然とこの思考を育ててくれたんだろうなぁ…としみじみ 笑)


誰かを励まそうと思って言ったわけじゃない。


ただ“自然と出た言葉”が、チームの空気をふっと軽くし、目の前のメンバーの心に届いた。


その瞬間、「あ、これが“強みを使う”ってことなんだ」と、私は初めて実感することができたのです。


まさに、性格の強みは【自然と流れるように出てくる】もの。【使うと活力が湧いてくる】もの。


自分の“性格の強み”を使ったことで、チームに貢献できたこと。


それは、私にとって忘れられない “最初の成功体験” でした。

「強みを使う」とは、意識すること、意識化におくこと

「性格の強み」を使うことでメンバーに貢献できた経験を通して、私は少しずつ“強みを使う”ということの意味を理解し始めました。


“強みを使う”といっても、何か特別な行動をするというよりは、むしろ


「意識することに近い」


そんな感覚です。


うるちゃんからも、「使う」ということについて詳しく教えてもらったのですが、それはつまり、


「いつも自分の『性格の強み』を “意識下に置いておく” こと」たとえば、


・ノートや手帳に、自分の「性格の強み」を使った時の気づきを書き留めておく



・日常の会話の中で、意識して自分の「性格の強み」にまつわる言葉を使ってみる



こうした積み重ねが、「強みを使う」という行為そのものなのだと気付くようになりました。

「性格の強み」を理解すると、チームの見え方が変わる

そして、お互いの「性格の強み」を知り、使っていく中で生まれた良い変化をまとめると…


◎ 「性格の強み」という共通言語があるので、自然と相手の悪い所や嫌なところよりも“良いところ”に目が向くようになる


◎ 褒める・評価する時に、より具体的でポジティブなフィードバックが生まれやすくなる


◎ 適材適所や向き・不向きがイメージしやすくなり、チームの役割分担がスムーズになる


自分の「性格の強み」を知っている人は、他人の「性格の強み」にも自然と目が向くようになります。


その結果、関係性の質もぐっと良くなる!!


ビーノのメンバーとの関わりの中で、私は「性格の強み」を使うことの意味と、その効果性を少しずつ体感し、納得できるようになっていきました。

変化は、自分の内側から外側へ

こうして振り返ってみると、「性格の強み」の学びは、いつもその道のりをそっと照らしてくれていたようにも思います。


学び始めた頃の私は、“レッテル貼りにならないだろうか?” という一抹の不安を抱えていました。


でも、チームメンバーと共に働く時間が深まるにつれ、その懸念はゆっくりと、確かな「実感」へと変わっていきました。


まず、自分の「強み」に気づく。意識する。


すると不思議と、相手の「強み」にも気づけるようになっていく。


それが少しずつ習慣となり、やがてチームの空気が変わり、関係性が深まり、互いを見るまなざしも変わっていく。


気づけばその変化は、自分の内側から外側へと、チームとの関係性、そして社会へ…静かに広がっていきました。

強みが活かされる社会を創る、それは私たちのミッション!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

“想像してみてください。

すべての人が強みに注目し、注目され、自分の弱いところを直すことに一生懸命になるのではなく、強みを活かして人の役に立っている社会を。

弱みではなく「強み」に、何かになろうとするのではなくあなたらしく、同じになるのではなく多様に。

そんな、人の強みが最大限に活かされる社会を一緒に創っていきませんか?”

(強みの育て方 「24の性格」診断であなたの人生を取り戻すP22より引用)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

上記は、この本の監修者である村松亜里さんの言葉です。


今回、「性格の強み」について学び始めた頃を振り返って綴っているうちに、“人の強みが最大限に活かされる社会 を創る“ ということは、私たちのミッションでもある


「希望と強みが広がる未来をともに」


とも同義だということに気付かされたことが、本当にありがたいことだと感じました。


まるで一本の線が、物語の奥でそっと繋がっていくように。。。


(強みが最大限に活かされる社会。あぁ、こういう未来が広がっていくならば、世界は本当にあたたかい…)


これからも、「性格の強み」を知って、使っていくことで得られた学びと気づきを活かしながら、一人でも多くの人が強みを活かして“自分の人生を心躍らせながら生きられる”よう伴走していきたい。


そんな気持ちを改めて、深く胸に刻むことができました。

終わりに…

ここまで、お読みいただきありがとうございました。


私の当たり前は、誰かの当たり前ではない。


誰かの当たり前も、私の当たり前とは違う。


だからこそ、違いに気づけること。


違いを受け入れ、尊重し合えること。


その先に、初めて“たった一人のかけがえのない相手”として、お互いを大切にできる関係性が育まれるのではないでしょうか。


「性格の強み」を知り、それを使っていくこと。


その小さな一歩は、個人だけでなく、チームの関係性や組織の文化までも少しずつ変えていきます。


実際に私たちは、VIA「性格の強み」診断を取り入れた研修やワークを通して、お互いの違いを認め合い、関係性が柔らかく変化していく瞬間を何度も目にしてきました。


もしも、中小企業の経営者として、あるいはウェルビーイング経営や・健康経営推進担当者として、


「人を大切にする組織づくり」


本気で進めたいと思っているならば、“強み”を鍵にした働き方や関わり方は、きっと大きな力になります。


ご関心のある方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。


小さな一歩から、チームの未来は確実に変わっていきます!!

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