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ウェルビーイング経営の源流をたどる旅 〜国際ポジティブ心理学会で見つけた“幸せを戦略に変える知のエッセンス”〜

ウェルビーイング経営の源流をたどる旅 〜国際ポジティブ心理学会で見つけた“幸せを戦略に変える知のエッセンス”〜

皆さま、こんにちは。そしてこんばんは。CCOまどかです!

ウェルビーイング経営のエッセンスそのものでもあるポジティブ心理学! その研究者、教育者、学生、実務家が一堂に会し、異なる学問分野間の交流を図る場が国際ポジティブ心理学会です。

今回は、その「国際ポジティブ心理学会」について、2023年に開催されたカナダのバンクーバー大会へ参加した、うるちゃん(ビーノ代表取締役社長・漆間聡子)のインタビューを交えながら綴っていきたいと思います。

(この記事は、 WEBページお引越し前に掲載していた2023年に綴ったものです。過去の記事をベースに、今の視点でちょっとだけ再編集しています。大切にしてきた想いは、当時のまま。ご一読頂ければ幸いです☺️)

国際ポジティブ心理学会とは?!

2023年の夏! 国際ポジティブ心理学会へ参加しました

2023年の夏! うるちゃんは、国際ポジティブ心理学会へ参加するために、開催地であるカナダのバンクーバーへ渡航していました。

 
バンクーバーは、カナダのブリティッシュコロンビア州に位置する都会的な雰囲気と豊かな自然環境を併せ持った、魅力あふれる海港都市。

 
また、多文化都市で住みやすい街としても上位にランキングされているそうで、とっても良い雰囲気…


「非日常がどこにでもある場所」


な~んて言われているそうです。(カッコイイネ♫)

国際ポジティブ心理学会が掲げる3つのミッション

ここで、国際ポジティブ心理学会について改めてご説明します!
 
 
国際ポジティブ心理学会は、2007年に設立された学会です。


ちなみに「ポジティブ心理学」自体は1998年にマーティン・セリングマンにより提唱されたもの。
 

学会は以下の3つのミッションを掲げて活動しています。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
①ポジティブ心理学の科学的研究と実践の拡大を支援し、エビデンスに基づいた応用を広げる。
 
②世界中のポジティブ心理学の研究者、教育者、学生、実務家が協力し、異なる学問分野間の交流を促進する。
 
③ポジティブ心理学に関する知識、情報、成果、介入手法を、世界中の様々な聴衆に共有する。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
2つ目のミッションについて、ちょっとだけ補足します。
 
 
ここでいう「実務家」というのは、コーチ、カウンセラーなどの対人支援業の人、また、組織支援者(組織開発・人材開発)、コンサルタントなどを含みます。
 

「学会」というと一般的には「大学教授、研究者、博士のもの」というイメージがありますが、教師や学生なども参加することができます。
 

また、心理学に限らず、社会学、医学、生理学などの発表もあり、学問分野を超えた実に多様性のある学会!! 
 

うるちゃん曰く「面白くて、とても居心地のいい学会」なのだそう…♫

国際ポジティブ心理学会の会員数は

学会の会員数は70カ国以上、約2,000名と、意外と少なくてビックリ!?
 

2009年、フィラデルフィアでの開催を皮切りに隔年で行われています。
 
 
2011:フィラデルフィア
2017:モントリオール
2019:メルボルン
2021:コロナ禍でオンライン
2023:バンクーバ
 
 
2017年のモントリオール大会を機に、「次回は絶対行くぞ!!」と意気込んだうるちゃん。初参加は2019年、オーストラリアのメルボルン。
 

「無理くり参加して、お上りさん状態だったのが懐かし~い…」


昔の写真を提供してくれたうるちゃんは、そう呟いていました(写真ご参照ください笑)

2023年開催 バンクーバー大会

テーマは「繋がり」

さて! 話は再び2023年開催のバンクーバー大会へ!
 
 
2020年からのコロナ禍の影響を経て、世界は人と人との繋がりの大切さを学びました。
 
 
ということで、今回のテーマは「繋がり」。
 

参加者は、50カ国およそ1,600人。セッションの数は、4日間で約130!! 
 
 
「スピリチュアリティと意味」

 
「ポジティブ心理学コーチングとコーチング心理学の統合」

 
「神経生物学、応用、およびグローバルな意義」
 
 
などなど、幅広い種類のセッションが行われました。

マーティン・セリグマン博士との出会い

そんな中、うるちゃんにマーティン・セリグマン博士(以下セリグマン博士と略します)と直接触れ合う「特別な機会」が訪れました。


セリグマン博士と言えば、「ポジティブ心理学」の提唱者であり創始者、その分野では超有名人。
 
 
「博士と直接話がしたい!」
 
 
彼の周りには、そんな思いを抱いた参加者による長い長い行列ができていたそうです。
 

(何を言ったら良いかな…。私、英語そんなに得意じゃないんだっけ…。でも、そんなことより何か話したい。)
 
 
 博士の著書『The Hope Circuit』を胸に抱え、サインをしてもらおうと、ドキドキしながら列に並んでいたうるちゃん。
 
 
いよいよその瞬間が訪れました…


***


「『厳しい先生』っていう噂を聞いていたから緊張してたんだけど、実際にお話しすると、とっても優しい方で、すぐにリラックスできたんだよね(笑)」
 
 
 セリグマン博士は、うるちゃんが手にしていた『The Hope Circuit』を見て、こう話したそうです。
 
 
「その本は僕のお気に入りだよ。今の時代にきっと必要だと思う」
 
 
そして、「日本語の翻訳にいつかなると良いね。」とも…

セリグマン博士の著書「希望のサーキット」

『The Hope Circuit』(※)には、人間の脳内で「希望のサーキット」として機能する神経回路について書かれています。
 
 
「楽観性」が心理的・身体的健康にどう影響するかについて探究されており、戦争や災害、持続可能な未来への挑戦といった現代の問題に対して、まさに希望を与えるものだと、うるちゃんは感じていました。
 
 
その内容は、今年の1月に出版されたセリングマン博士の著書『Tomorrowmind』という本にもつながる価値のある内容だそうです。
 
 
ちなみに、4日間で約130ものセッションが実施された2023年のポジティブ心理学会。


うるちゃんが参加したのも、この「Tomorrowmind」のセッションでした。

それは特別な体験

うるちゃんが驚いたのは、セリグマン博士がどんなに忙しくても、「彼と話したい」と願うすべての人に時間をしっかりと取り、じっくり対話をしている姿。
 
 
彼の周りには常に、長い長い列ができていましたが、その一人ひとりに真摯に向き合う姿勢に、深い尊敬の気持ちが湧いてきたそうです。
 
 
「この出会いは、私にとって忘れられない『特別な体験』。ポジティブ心理学の世界でのさらなる探求に、ますます力を入れていきたいな…」
 
 
セリングマン博士との大切な思い出を、ちょっとだけはにかみながら、とても嬉しそうに話してくれました。

なぜ「ポジティブ心理学」を学び続るのか?

ポジティブ心理学を、ウェルビーイング経営に活かすために…

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ポジティブ心理学とは、私たち一人ひとりの人生や、私たちの属する組織や社会のあり方が、本来あるべき正しい方向に向かう状態に注目し、そのような状態を構成する諸要素について科学的に検証・実証を試みる心理学の一領域である、と定義されます
 
(※引用:一般社団法人 日本ポジティブ心理学協会WEBサイトより)

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「ポジティブ心理学そのものを、組織開発や会社の経営にどう活かせるのか?」
 
 
"人や組織をより良くするために何をしたら良いか" を研究をしている先生たちがいたことから、元々ポジティブ心理学に興味があり学んでみたかったという、うるちゃん。
 
 
なぜ「ポジティブ心理学」を学び続けているのか? 改めて聞いてみました。
 

***
 
 
「B-nO Consulting(ビーノ)では、ウェルビーイング経営を推していて、これは『より幸せに』を戦略的に企業に取り入れていくことをやっていきましょう! という新しい経営のスタイルなんだよね。

 
ウェルビーイング経営のエッセンスは、ポジティブ心理学から得てきたもの。
 

ポジティブ心理学で学んでいることを取り入れながらやっているので、そのための情報収集でもあり、実務家であり続けるためにも学会で学んでいるって感じかな。


あとは自己成長!!」

5年間の実践を経て

国際ポジティブ心理学会で、学問的に積み上げられてきた発表や実証されているものなどを、実際に見聞きしながらウェルビーイング経営に応用していくというスタイルで、これまで進んできたうるちゃん。

 
まがりなりも私自身、この5年間で企業の組織開発支援や研修サービスを中心に、「ウェルビーイング研究会」や「幸せ創造会議」、「組織のウェルビーイング創造MTG」など…沢山の時間を彼女と共に過ごしてきました。


そんな中でも、学会で得てきた知見やエビデンスをはじめ「ウェルビーイング経営のエッセンス」を広くお伝えすることによって、お客様の学びや気づき、引いては満足度にまでつながってきた現場を何度も目の当たりにしてきたことを思い出し、感慨深くなりました。

2025年はブリスベンで開催!!

2025年「国際ポジティブ心理学会」は、オーストラリアのブリスベンで開催されました。


勿論うるちゃんも参加!


「『ウェルビーイングって何?』をすっ飛ばして、いきなり超マニアックな話ができるのがたまらなく楽しい」と話していました。


(写真:まさかの会議場でコアラに触れられる奇跡!! どうやら今回限定のようです。)


ブリスベン大会の模様は、私たちが月1で開催しているオンラインイベント「組織のウェルビーイング創造MTG」でも話題にしたこともあるので、引き続き『びのけん日誌』でもお伝えしていきたいと思っています。(つづく)

終わりに…

ここまで、お読みいただきありがとうございました。


最後に、「人の問題は尽きない…」そんな言葉を耳にしたことはありませんか?


世代の違い、価値観の違い、立場の違い。コミュニケーションギャップ…でも、「違いがあるからこそチームは強くなれる!!」


私たちB-nO Consultingのメンバーも、そんな風に考えながら日々試行錯誤を繰り返しています。


『びのけん日誌』では、これからも「組織が幸せに働くためのウェルビーイング経営のヒント」を探究していきます。


ぜひ、また訪れていただけたら幸いです。